« 朝日新聞 | トップページ | Sakura »

2012年2月25日 (土)

Twelve years

今日の夜、約15km離れた隣の焼津市の患者さんの自宅へ行き患者さんを看取ってきました。

H12年の2月24日(12年前の今日)脳出血で県立病院に入院した時の患者さんの主治医が僕でした。
静岡でクリニック開業した時から僕を慕ってくれて焼津市からわざわざ一家総出で通院していました。

昨年末から心不全や肺炎を合併し入退院を繰り返していました。
先日もようやく退院し、外来受診した際に右肺が胸水で真っ白になっているため再度入院を勧めましたが、
息子さんから経済的に限界との事で診察室で泣きながら入院を拒否し家でこのまま看取りたいとのことでした。
(親孝行の立派な息子さんですが、家族全員が介護と経済的問題で疲れ果てていたのでしょう。)

クリニックからすぐに駆け付けれる距離ではないので訪問看護や往診できる医師を焼津で探しましょうということになりましたが、なかなか見つかりませんでした。

長年わざわざ僕を慕って来てくれていたので、”すぐには駆け付けられないかもしれないけれど、それでもいいなら僕が往診するよ”と奥さんに電話すると、それを聞いて、本人が涙を流して喜んでくれたとのことでした。

その患者さんんが、今日息を引き取りました。
12年前と同じ日という偶然に不思議な気持ちです。

僕を慕ってくれてありがとう。医者として貴重な経験を積ませてもらいました。

|

« 朝日新聞 | トップページ | Sakura »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Twelve years:

« 朝日新聞 | トップページ | Sakura »