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2008年1月24日 (木)

時間のお使い方

朝から大学で雑用と脊髄腫瘍の手術です。後輩の手術の助手をする際、いろいろなことに気を使いますが、手術をより客観的にみることができるので良い勉強になります。なんといっても主導権はたとえ後輩であれ術者のものです。術者なりに十分戦略をもって臨んでいるはずですから、彼のプライドを逆なでするような助手はしません。自分が術者のときもそうですが、集中しすぎて視野が狭くなっているとき、少し疲れや、迷いが感じられるときに、打開できるようなアドバイスをします。技術的に問題があれば取り上げますが、、。今日も難しい手術でしたが何とか無事に終わりました。終わった後で、自分だったら、もっとこういう風にしたけれど、、それだったらどうだろう?などと考えてしまいます。外科医はそうやって日々手術を通して手術の質をいかに上げるか向上心をもって研鑽していくものです。まだまだそんな脳外科医の気質が残っている自分に驚きますが、明日からクリニックの診療で、毎日の外来診療にはそんな気質は全く意味がないことに少し寂しさを感じます。

最近娘に、いろいろな支度や行動が遅いことがあるので怒ったり、せかしたりすることがありますが、本心は”まだ無理だよな~”と思ったりします。

研修医なりたての頃は、僕自身よく上の先生にせかされていました。僕自身、自分のペースでやって問題ないのだから、何でそんなに急ぐのだろう?と不満でしたが、仕事量が増えてくると急いで片付ければ食事にもいけなくなることに気づきました。

あるとき外部の当直病院では一晩でそれこそ100人くらい患者さんが来ていました。夕食に取った出前を食べるためには何とかダッシュして食べるための時間を作らなければなりません。それが出来なければ翌朝まで食べれず、早朝大学病院へ帰る間際に冷めた出前を食べて、朝のラッシュアワーのホームで吐いたこともあります。人間やはり体で覚えないと駄目なのでしょう。そんなことがあり始めて上の先生の言う意味がわかったような気がしました。

それ以来、病棟、外来の仕事は極力早くして余った時間をゆっくり使う(寝たり、同僚と雑談したり、、、楽できます)事がどれだけ楽か。そのうち手術でも機械的に動けて早くできることは極力早くし、時間をかけて丁寧にすることはゆっくりするというメリハリをつけれるようになりました。

そんなことを思い出して、娘には、まだまだ急いで簡単なことを終わらせることをわかってくれるのは無理だろうな?と、なんとなく彼女の不満がわかるような気がします。あまり急かすのは辞めようと思いました。まーそのうち彼女自身が気づいてくれるでしょう。

報告がおそくなりましたが、火曜日には息子も無事退院しました。何だかんだでまた賑やかで、ウルサイ家庭になりました。明日からまたいつものクリニックの仕事頑張ります。

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