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2007年9月25日 (火)

やるしかないでしょ

連休中は平穏に過ごせましたが、クリニックのサーバーの様子が気になり毎日出勤?して、動作を確認していました。休み明け1発目にいきなりサーバーダウンというのも怖いのでこれも危機管理です。不具合があれば連休中に解決しなければなりません。心配をよそに大きな問題もなく大丈夫そう。

連休明けは、当院にはかかりつけではないけれど時々来られるインスリン使用中のDM患者さんが連休中に嘔吐下痢症になり点滴目的に受診。とりあえず点滴行うも血糖が500以上あり過換気あり。代謝性アシドーシスによる代償性過換気と判断して救急車で病院に転送する。

病院と違って一人の患者さんにかかりっきりにはなれないので瞬時の判断が必要にされる。今回は自分として迅速に正しい判断が出来たんじゃないかと思う。

診療後、先日病院に入院させた患者さんの家族から電話あり、今週末に退院し在宅治療を考えていた矢先に肺炎が増悪し主治医からは退院は勧められないと宣告されたとのこと。患者さん自身、ご家族も在宅での看取りを希望しているため、予後は承知で退院するには明日しかないと。

ながーい家族会議の後に明日退院するとのこと。

主治医も度肝を抜かれたかもしれないけれど、今まで長いかかりつけの間に何度も家で死にたいという意志をきいていたので、僕は叶えてあげたいと思う。今回入院させたのも一時的な入院で済むと思ったので、また家に帰れるからと患者さんを説得(約束)した責任もある。呼吸不全で在宅酸素もしない方針で一体明日からどれだけ続くかわからないけれど、しばらく毎日24時間体制が続くと思う。果たしてクリニックの診療しながらうまく診れるだろうか?

今週末、久しぶりに富士でF1が開催される。静岡県内の地元開催で、F1好きの埼玉のK先生から誘われてチケットも譲ってもらったので行こうと思っていたけれど、このままだと多分行けないと思う。

来週の日本脳神経外科学会も参加できないのかなー。ホテルもキャンセルしないといけないのかなー?

などなど僕も人間です。ネガティブな気持ちに大きなため息です。

先日卒寿を迎えた他の患者さんからお手紙をもらいました。

”思うに、生きるために種々の幾山坂を越えてきました。みなさんの支えがあってこそで今年は卒寿。此処まで来たかの幸せを感じます。此れからの遠からずの余命を平和に過ごしたい思いです。よろしくお願い致します。”

胸がジーンとして、涙が出そうになります。これも僕の歩む道です。僕の仕事です。迷うことはありません。僕が出来ることをやるだけです。

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コメント

患者にとって、信頼が出来て、安心して自身を託せるお医者様が身近にいることは、とても幸せなことだと思います。

遠からずの余命を平和に過ごしたい。

治療を受けない。
そんな選択肢もありかと・・・。
生きるとはどういうことか、ふと、考えました。

投稿: しましま | 2007年10月 1日 (月) 22時20分

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