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2007年4月26日 (木)

Skull=スカル

パイレーツカリビアンの影響か?巷にやたらとSkull=スカル(がい骨)が溢れている。T シャツなどもドクロのデザインものが多いように思う。少し前にキムタクがスカルリングをして話題になりファッションアイテムとして当たり前として受け止められているが、もともとスカルリングは78年に我が愛すべきKeith Richardsがし始め、現在ではスカルリングはキース・リングとも呼ばれている。

”死んでしまえばどんな人間もただのSkull”とKeith自身が悟ってから使い始めたといわれている。

僕の診察室に2つのSkullがある。

Skull1 1つはクリニックオープンのときに友人からお祝いに頂いた模造品で、主に患者さんへの説明用(あまり使っていないけれど、、)

もう一つは、まだ脳外科医になって数年の頃、ニューヨークに行ったとき購入した本物の人骨のSkull。手術のシュミレーションをするには細かい部分は模造品では到底再現できていないことが多いので先輩の医師から1個ぐらいは本物を持っていないと駄目だといわれた。日本ではかなり高額で買えなかったがアメリカでは街中に医学生用に普通に安く売っていた。宗教観の違いか、アメリカでは日本と違い解剖用の死体がたくさんある。今では標本以外にも人骨は冷凍保存され、移植骨として再生医療に使用されている。

Skull2jamesこの頭蓋骨を買う際、幾つもあるものから選んだが、人種の違いか日本人の頭に比べるとやたらとデカイのが多くて、最も適当な大きさ(多分、子供)のこれを選んだ。名前はJames 。 購入したとき側頭骨に名前が書いてあった。帰りの空港でX線で引っかからないか心配だったが店主はわざわざ医学用の正規品の証明書まで付けてくれた。

このJames君は僕の手術シュミレーション用として長いこと僕の手術に役立ってくれた。右前頭骨やその他の部分はドリルで削ってある。つい最近落としてしまい上顎骨を複雑骨折してしまいかなり朽ちてそろそろ実用できなくなってきているが、今でも診察室の片隅にいる。

”死んでしまえばどんな人間もただのSkull”というのも妙に納得できるなーと改めて思う今日この頃である。ぼくもキース・リングしようかな~。

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