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2006年9月28日 (木)

医療の進歩&医師の適正配置

大学の仕事がOFFのため午前中は医師会に書類を取り行き、その後県立総合病院へ。以前よりオープンシステムも導入しており、僕も登録医なので自分の患者さんを病院に連れて行き手術することも可能で、病棟回診や診察することも可能で診療報酬ももらえる仕組みになっている。忙しいのでまだシステムを利用したことはないが、これからはそういう時代になっていくかもしれない。でも本気でやるつもりなら今の診療を午前中だけにするとかでないと無理かもしれない。

今日は当院の画像を放射線科のN先生にダブルチェックしてもらうためで、自分の診療の質を高めるためにも良い勉強になる。

僕が勤務していた頃は研修医だったM先生も頼もしく働いている。N先生から最新式の64列ヘリカルCThttp://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/products/ct/aquilion/aquilion64/index.htmlを見せていただいた。県立病院では2台が可動しており、1台につき撮影、画像解析と2人の技師がついて1日100件以上の撮影をこなしているとのこと。患者さんが次から次にはいってきて、テキパキとM先生が造影剤注射を確認して撮影していく。高速スキャンの威力、画像精度にとにかく圧倒されてしまう。先端医療は高額の器械と豊富なマンパワーに支えられている。

一診療所の開業医の僕には僕の社会の中の役割があるわけで、病院との連携により僕の医療レベルがあがるので、開業医が劣っているわけではない。だけど少し彼らに嫉妬してしまう。でも彼らと直接顔を見て話せる連携がある自分は幸せだとも思う。

医師には分担が必要で、医師の適正配置こそこれからの医療には必要だと思う。静岡の中で県立病院は医療レベル、パンパワー、経営などどれをとっても最高だと思うし、働いている医師は幸せなほうだと思う。同規模の病院でも医師のモチベーション、マンパワー、経営状態などは様々で、どんどん差別化が始まっているように感じる。静岡市の某病院は内部事情も大変だし、実際医療レベルは下がっていると思う。ではそのような病院はどうなるか?医師たちは何処へ向かうのか?

午後は新職員の面接などなど、、。

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2006年9月27日 (水)

運がいい?

先日ある70代女性患者さんとの会話

”先生!私最近2週間くらいとっても具合が悪いです。原因は自分でもわかっているです” ”とっても嫌な事があって、、、。”

家族の問題や、親戚や知人の死などある年齢になってくるといろいろとストレスや悩みの原因になることは多いものだ。”何があったんですか?”と僕。

”道を歩いていたら、お隣さんが向こうから歩いてきたので挨拶したんですけど、向こうが挨拶してくれませんでした。それから2週間夜眠れません”

こんなものだ!。僕らの周りには、気に入らないことや、嫌な事はこれでもか!というくらい沢山溢れている。ドーデもいいことがあまりに多すぎる。前述の女性患者さんの例ではないけれど、考えすぎてもしょうがないと思う。人間の気持ち、考え方次第で、一つの事象は何色にも変化する。

最近positive thinkingを心がけているせいかも知れないけれど、僕自身は凄くいい事が多いような気がする。

1.知人からの紹介で小さな自動車工場に車の修理を頼んでいたが、そこの担当の方(ひょっとして社長さん?)が凄く良い方で良心的だった。具体的にサービスが良いのは当たり前として、何かプラスアルファを感じさせる人柄には、こちらから追加料金を払いたくなるくらい。(うまく説明できないけれど、、)

2.求人は難しい問題だけれど、現在募集している人材も紆余曲折ありながらも、最終的には凄くよい人材にめぐり合えることが出来たこと。

3.今回の求人のポイントになったキャリアフィールドhttp://www.jobplus-v.com/の担当の方が、これまた非常に良い方(メールでの打ち合わせだけであるが、、)で、形式的な対応ではなく、こちらの立場に立った対応に、その人の頭のよさ(スマートさ)を感じる。

僕にとって良いことというのは、ずばり、良い人に巡り合うこと。自分の周りにどれだけ良い人がいるかどうかで、人生は全然違ってくると思う。それには運みたいなものが必要かもしれない。そういう意味では、自分は運がいいと、思う。僕もある意味他人に対しては良い人間でありたいと思う。

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2006年9月22日 (金)

脳卒中ネットワーク

夜、脳卒中病診連携勉強会があり参加する。

熊本市民病院神経内科の橋本洋一郎先生の講演”地域完結型の脳卒中診療体制”がある。熊本の連携体制の紹介以外にも、海外との比較、国の政策誘導、などなど興味あるお話を頂いた。アメリカでの政府広告でシャローンストーンが出演するbrain attack キャンペーンのビデオが紹介された。

僕自身、治療のことは、専門分野なのであまり勉強にはならないが、多くの先生方が熱心に参加されている姿をみると、皆の興味がある分野なのだと実感する。初期治療はとにかくスピードが命。

国の政策誘導によるり、病院は在院日数を減らして質の高い急性期医療を行う。回復期リハビリは早期にリハビリを行う。誰が聞いても美味しい話で、医療の質を高めようとすることに異を唱える人はいないだろう。ただ現場の意見としては、リハビリには主眼をおかない慢性期ベットの不足こそが、急性期病院の閉塞感、リハビリ病院のベット回転率の低下、スタッフの満足度低下を招いているように思う。在宅を推進することは理解できるけれど、現場は甘くないし、今でも苦労している人は多い。

理想と現実の交錯する印象が残こる会合だった。

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2006年9月21日 (木)

out of time

昨日は当院オープン当初からお世話になっている某製薬会社MRのY君が大阪へ栄転となったので、その送別会。大学病院はまた民間とは違う苦労があると思うので、頑張って欲しい。

今日は大学の外来のため東京へ。大学の医局が引越しして初めての新仮医局。確かに狭いかもしれないけれど、、、やはり狭い。でも引越しを契機に不要物が減ってきれいになったような、、。

医局ソファーで昼食を食べている後輩達と雑談をしていると、今度後輩のI先生が出張になるから皆で送別会で食事に行こうとの話。僕には参加できる余裕はないが、東京で、味が良くて、グレードだ高くて、なかなか予約が取れないようなお店の名前がその他の先生方の口から次々と出てくる。有名なお店ばかりみたいで、皆あそこは最近行ったばかりだの、味が落ちただの、いろんな話が出てくる。、、、、、、、、、全然わからん。

新しいお店が次々に出てくるのはしょうがないにしても、老舗といわれているようなお店も長らく行っていないと記憶から薄れてしまう。

なんとなくout of timeになった自分を感じて寂しくなってしまう。

まーこういう刺激があるから、僕自身はまだいいかもしれない。

午後の外来は夕方5時過ぎまでびっちりと続く。来年から大学は手術の手伝いだけに集中したいので、大学の外来は辞めるつもり。そろそろ引継ぎも考えないといけないので大変だー。

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2006年9月18日 (月)

在宅の理想と現実

朝、在宅治療をしている患者さんの家族からの電話で起こされる。膀胱に留置した尿カテーテルを自分で抜去したとのこと。

癌の末期状態で在宅治療を本人は気丈に頑張っているが、家族が疲れ果てているようだ。当初は在宅を家族も希望されていたが、家族の中でも意見が割れているようで、在宅に反対の方もいる。意見が様々なのはよくわかるし、家庭の事情も様々だ。

僕がどういうことは言えないけれど、それぞれの家庭の生々しい実情もみると複雑な気持ちになる。介護で疲れ果てている人、本当に涙ぐましい努力をしている人、、、、。何とかしてあげたいのだけれど、、社会の現実は理想や理念とは違う次元にあるような気がする。

午後は娘をボーリングに行く。待っている間、制服を着た中学生男子3人組を見ていたけれど、微笑ましかった。全員ガーターの連続で、見ているほうが恥ずかしくなった。まだまだウブで甘ちゃんの男子だけれど、多分それぞれの一生の友達になるんだろうなーと微笑ましく感じた。

自分もボーリング場で患者さんに挨拶をされて、恥ずかしかったけれど、運良く、ストライクとスペアの連続だったので、一応面目は保てたかな、、、。自分も何時何処で人にみられているかわからないので素行には注意しないと。

連休中は比較的ゆっくりできたので明日から頑張るぞー。放射線技師が産休に入ったためしばらく、撮影もやらないといけない。忙しいのは覚悟の上7だが、看護士から忙しいと余裕がないせいか患者さんに対する僕の態度が少し、きついとの指摘を受けた。恥ずかしい限りで、時間との板ばさみの中で、忙しくても診療の質を落とすことなく、ベストを尽くそうと思う。

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2006年9月13日 (水)

しでかしている?

忙しさにかまけていたらついつい更新を怠ってしまった。

いよいよ当院の放射線技師が産休に入るため、しばらくは全てのCT、レントゲンを僕自身がやらなければならず、確実にオーバーワークになる予定。最初は想像するのも恐ろしく感じたけれど、最近になり何とかなるだろう!位の気持ちになってきた。気持ちの持ちようでこんなにもかわるものなのか自分でも不思議な感じがする。

夜は、いつもの同年代の友人ドクター(K先生、G先生)と久々にお酒を飲む。診療に関する各自に専門分野についてお互い質問し、いろいろと勉強になる。日々の診療で迷うことは教科書や文献には書いていない微妙なことが多く、直接その道のプロに話が聞ける以上の勉強はない。

その他日々の業務、医療法人化の話、それぞれのプライベートの話などなど、いろんな情報交換は自分の視野を広げてくれる。狭い世界に生きているとそれだけを基準に物事を考えてしまう。

自分が知らないところで要領よくやっていたり、目立たないようにしているがうまく儲けていたり、他人とは違うことをしてうまくやっていることを、”しでかしている”と言う。

悪いことをしているような響きがあるが、僕は大学生の頃からこの言葉を良い響きに取っている。世の中成功している人というのは、みんなある意味”しでかしてる”。他人と同じことを美徳とは思わず、オリジナルな発想と感で、その世界を出し抜いている。

別に僕が、こそこそ姑息なことをするわけではないけれど、そういう”しでかしている”人たちが結構身の回り、社会では当たり前のようにいることは、実はあまり知られていない。

バカ正直はバカを見るではないけれど、いろんな情報は自分の肥やしになるなーと実感した夜だった。毎度のことだけど友人達とのたわいもない話は理屈ぬきに楽しい!

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2006年9月 4日 (月)

秋の気配

朝夕は空気が涼しくて秋の気配。早くも9月。なんとなく季節の変わり目というか、心も新たな気持ちになる。8月のレセプトのチェックも終わり、穏やかな気持ちで毎日の外来に望む。

月曜日は毎度のことだが予約患者をはるかに上回る患者さんが来る。特に新患が多いので待ち時間が長くなってしまう。もっとゆっくり患者さんを見たい気持ちと、あまり待たせてはいけないという焦った気持ちとの板ばさみになる。なんとなく最近手術のときの精神状態ににているなーと思う。違いは相手が話す相手だということで自分だけではコントロールできない要素だ。

電子カルテでは診察室から誰が何時に受付して何分待っている、後何人待っているか、などがリアルタイムにわかる。医療者側からは非常に便利で、患者さんの待ち時間短縮には大いに役立っているが、医師としては無言のプレッシャーにもなる。

パラメディカルにだけ詳しい情報を表示して末端の医師にはあえて時間や詳しい情報を隠したほうがいいのかな?などとふと思ってしまう。人間工学的?に心理的ストレス要因を下げることがこれから必要なのかも?

そういえばハワイから帰ってから、特に意識するようになったのだけど、今の日本はあまりに情報過多だと思う。それも非常に偏っていると思う。無意識に入ってくる情報が低俗で偏りすぎていると思うのは僕だけだろうか?

多情報時代には個人の情報の選別、判断が必要だけれど、そこまで意識させない、それほど大した意味のない大衆的な情報が多すぎるように感じる。

秋の空気を感じたり、柔らかな秋の光に幸せを感じたり、風流というかそんな心の余裕が社会全体にないような気がする。

イライラしたり、落ち込んだり、人間の心は忙しい。でもその原因は、くだらないことが多い。

そんなこと笑い飛ばして、もっと小さな幸せを探すほうが何百倍も楽しい。

本当はこれから僕自身しなければならない仕事は沢山あって、ストレスもあるはずなのだけれど、肩の力を抜いてゆったりとしていても、うまくいくことはうまくいくと思えるようになってきた。

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