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2006年6月15日 (木)

歴史

大学で午前中は、いろいろと調べ物や執筆をし、午後は外来。手術予定の患者さんの手術法などについて後輩医師たちと検討する。

いよいよ我が脳神経センターの建物が改築のため取り壊されることになり、今週末に脳神経センターを偲ぶ会が開かれる。

S47年に日本初の脳神経を専門に扱うセンターとして建てられたが、偲ぶ会では昔のなつかしい写真をスライドで流すとのことで医局で古い写真を幹事が整理していた。

33年前の当時の写真を見ても、顔がわかるのはごく僅かで殆ど知らない人ばかり。僕の大先輩ばかりであるがいかにも時代を感じさせる。まだ脳神経外科そのものが出来たばかりで、脳手術は殆ど助からない!といわれていた時代である。当時の医師の顔には、新しい分野に携わる気概や若いパワーに満ち溢れている。

ある写真には多く看護婦さんたちとの当時の飲み会の写真などある。今も現役であれば総婦長クラスだろうけれど、医局の若い医師達は、興味本位で美人の女性を見つけて当時を知る年配の先輩医師に”これ誰ですか?”と聞いていた。

年配の医師: ”誰だろうー?” ”あー思い出した、この子自殺したんだよ”

、、、、、、、、、。

他の集合写真をみて、”このうち半分以上もう死んじゃったねー”

、、、、、、、、、。

ここまで来ると思い出と言うより、歴史である。高々30年でそんなにもかわるものなのか!

最後にそのベテラン先輩医師は幹事たちに一言。

”壊す前にちゃんと御祓いに来てもらえよ!この建物の中で苦しんで死んでいった患者さんたちが大勢いるからなー”

、、、、、、、、恐ろし過ぎる、、、、、。

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